久しぶりの外出でヒヤリとした出来事

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一人では外出できない全盲の私は、
家族との予定や、意識してガイドヘルパーさんを依頼しない限り、家から出ることがありません。

気を抜くとすぐに
何日も外に出ていない…という状態になってしまいます。

何日も家から出なくても、私としては全く平気なのですが、
そんな私を夫は時々心配し、長女はうらやましがります。

今回は
土曜日の夕方に長女の車で小学校に次女を迎えに行ったのが最後で、
次にマンションを出たのは六日後の、本日の午後でした。

日光に当たっていないからか生理周期の影響か
自律神経が乱れてこの数日は夜に眠れなくなってきたような…。

昨日の朝、せめてベランダに出て太陽の光を浴びようかとカーテンを開けてみましたが、
夏を感じさせるような日差しの強さにひるみ
網戸越しに15秒ほど立って終了。だって、本当に暑かったんだもん。

本日、満を持して六日ぶりの外出は、ガイドヘルパーさんと銀行でした。
初めてお会いする、新人のガイドヘルパーの方でした。

遠くから来られ、こちら方面は詳しくないとのことで
私が説明をしながら歩きました。

銀行の用事が終わり、そのままもう少し先のスーパーに行こうと
銀行の前にある横断歩道が青になったらしいので5歩くらい戻って渡り始めました。

バスも通る、片側一車線ずつの普通の道です。

渡り始めたら、左から来た車が
私たちの前をビューンと
勢いそのまま走り抜けて行きました。

えっ、今のは何…?

「もう!あのお兄さん、完全に信号無視!」とガイドヘルパーさん。

運転手のお兄さんは、スマホを耳に当てて電話中だったらしい。
横断歩道にも信号にも全く気付かず行ってしまったようです。

以前もほかのガイドヘルパーさんが
信号待ちをしていて、青になったから横断歩道を渡り始めたら
右からきた若いお兄さんの車が
まさに目の前を減速せずに通り過ぎて行ったという話を聞いたことがあります。

そこは、そのころ夫が勤務していた障碍者の福祉施設の前の信号で、
その時のガイドヘルパーさんは
そのような車もいるからくれぐれも注意してくださいねと心配してくれました。

目が見えない代わりに
私たちは耳で周囲の状況を知ろうとするので
スピードを落とさずに近づいてくる車を感じたら
信号が青でも警戒をするような気はします。

今回、
あと数秒ずれていたら私たちはあの車が通る車線を横断中でした。

でも車が近づいてくる音に違和感を感じ急いで渡りきるか、元の方に後戻りするか、していたとは思います。

小学生の次女にも今日の車の話をして、
「信号が青で渡っていてもよそ見してぶつかってくる車もいるから
よく観ながら渡ってね」と話をしました。

車の免許を取って一年半が過ぎた我が家の長女は、
最近、以前よりも運転に丁寧さがなくなってきたような気がします。

運転することにも、どんな道にも、慣れてきたのだと思います。

事故などになれば、お相手の命、お相手のご家族の人生、長女自身の人生に関わる大きな出来事となってしまいます。

「ちょっとよそ見をしていた」などで
大切な家族が事故に巻き込まれたりするのはたまらないですよね。

改めて気をつけたい、気をつけてほしいと実感した
六日ぶりの私の外出でした。

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