全盲主婦、卵焼きの作り方を文字起こし

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ブログを読んでくださった、どこかの視覚障害者の方からコメントをいただきました。

「全盲 卵焼き」で検索してヒットした

がんばって作ってみた明太卵焼き

の記事を読んでくれたようです。

昨年までは色と明暗がわかっていた先天性の視覚障害社、現在全盲の方で、

お料理は炒め物や煮物はよくされるそうですが、揚げ物などは怖いのと、うまくひっくり返せているかわからなくてやっていないそうです。

卵料理はスクランブルエッグくらいで、巻く卵焼きは作ったことがないとのこと。

卵焼きは好きなので作れるようになりたいのですが、どのようにして巻いていますか?

もしよろしければ教えていただけないでしょうか?

出来る限りの返信をしました。

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初めまして。まっちゃみるくです。

ブログを読んでくださったんですね。ありがとうございます。

私は中学から高校にかけて視力が落ちて、

今は光も感じない全盲です。

夫も全盲ですが、楽しく暮らしています。

コメント、ありがとうございます。

気づいていなくて、お返事が遅くなってしまい申し訳ありません。

卵焼きについてですね。

見えなくて、きれいに巻かれた卵焼きを作るのは難しいですよね。

私は練習して慣れて、今は割とちゃんと巻くことができますが、

それでも最後がくっつかずにピローンとなってしまうこともあります。

普段は失敗のない大きなスクランブルエッグにすることが多く、

子供の遠足などの日は見栄えがいいように巻いた卵焼きを作ったりします。

卵焼き用の四角いフライパン(小さめ)を使い、

巻くためのヘラのような道具は金属製のしっかりとしたものを使用しています。

百円ショップにはないと思います。

作り方を書いてみます。

油を敷いて熱したフライパンに

解いた卵を少し流し込んで

数十秒後くらいでしょうか、フライパンの奥の淵にヘラを当てて下ろし

卵とフライパンの間にヘラをちょこちょこと動かしながら差し入れます。

卵の下にヘラが入ったら、フライパンから卵を剥がすようにして

ヘラの先はフライパンから持ち上げないようにしてパタンと卵を一折します。

同じようにパタンと折っていって、

手前まできたら卵をヘラに乗せてフライパンの奥まで移動させ

続きの溶き卵を加えます。

巻いていくのが早すぎると崩れ、

遅すぎると固まってしまって加えた卵ときれいにくっつかない気がします。

最後まで巻いてしまったら、

仕上げに両面だけでなく、

ヘラを使ってフライパンの壁に沿って卵焼きを立てて

細い面も熱して、巻きが接着するようにしています。

作り方は以上です。

フライパンに手が当たって火傷したり

固まっていない卵がフライパンの手前にあふれ出ていたり

左右対称に巻いているつもりが斜めになったり

うまくいかないこともありますが、

何度もやっているうちに、感覚が掴めてくると思います。

まずは卵2個くらいからやってみてください。

フライパンやヘラは、使いやすいものを準備することをおすすめします。

コメント、うれしかったです。ありがとうございました!

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