命の始まりという授業で次女に手紙を書きました

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小学2年生の次女は
生活科の『明日へジャンプ』という単元で
自分の生まれてからこれまでのアルバムを作りました。

今までの成長を振り返って喜び合い、家族や周囲の人たちに感謝の気持ちを持とうという学習だそうです。

命の始まりについて学び、
本来は授業参観で私たち親からの手紙を受け取る予定だったのですが、
コロナウイルスの状況で、先日の授業参観は中止になってしまいました…。

内緒で書いていた手紙は今日配られ、次女は読んだそうです。

パソコンで書いて長女にプリントアウトしてもらった、私から次女への手紙です。

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Wへ

お姉ちゃんがまだ小さい時、
もう一人赤ちゃんが来てくれたらいいなぁと思っていたけど、なかなか来てくれなくて、
10年後にやーっと来てくれた赤ちゃんがWでした。

とってもうれしくて、生まれてくる日を三人で楽しみにしていました。

Wはお腹の中でさかさまになっていて、
お父さんとお姉ちゃんがおきゅうで毎日ちりょうをしてくれて、予定日の前には元にもどってくれたんだよ。

予定日を過ぎても生まれるけはいがなく入院をして、
夜になって生まれてきたのは元気な女の子でした。

お姉ちゃんの時と同じで、お母さんのおっぱいが出始めるまで時間がかかって、
大きく生まれてきたのに体重がへって周りに心配をかけてしまいました。

生まれてからは、エルゴで抱っこして、どこにでも一緒に出掛けましたね。

お家ではおんぶをして、お料理をする時も、せんたく物を干す時も
お母さんの背中でいつもぐっすり眠っていました。

おしゃべりを始めるのは少し遅かったけど、
音楽が流れるとノリノリで体をゆらしたりおどったり、とてもかわいかったです。

お父さんとお母さんが目が見えないので、
子育てをするのは大変なんじゃないかと、心配してくれた人もたくさんいたと思います。

でも、Wの前にお姉ちゃんを育てて、うれしいことや楽しいことがたくさんだったので、Wが生まれてからも、きっと楽しくなるとお母さんは知っていました。

2歳になる前から、お父さんに抱っこされて保育園に行き始めて、
手をつないで歩くようになって、今では上手に手引きをしてくれる時もありますね。

そんなWとお父さんの姿を
知らない人が見て、感動したりしているそうです。

Wは、練習したらできるようになることが多くて、
とび箱もフラフープもなわとびも
うまくできない間はくやしくて泣いたりするけど、
何日かがんばるとほかの人よりも上手にできるようになって、
いつもすごいなぁと思っています。

Wがピアノが上手になるのがお母さんは楽しみです。
練習している音をもっと聞きたいと思っています。

お友達のお家とはちがって、Wのお父さんとお母さんは目が見えませんね。

代わりに、
ホームヘルパーさんがお便りを読んでくれたり、
お買い物や授業参観はガイドヘルパーさんと一緒だったり、

おじいちゃんおばあちゃんが動物園に連れて行ってくれたり、
キャサリン(私の母のことです)が旅行に連れて行ってくれたり、
たくさんの人に見守られて大きくなりました。うれしいことです。

最近はお姉ちゃんの車でお出かけできるようにもなりましたね。楽しいよね。

お母さんは目が見えない人生だけど、
お父さんとお姉ちゃんとWと一緒に暮らす毎日が楽しくてとっても幸せです。

イヤだなぁと思うこともあるかもしれないけど、
おきた出来事を、どう受け止めるか
楽しいなぁ、幸せだなぁと感じるのは
自分で決められます。

お母さんは、そう決めて生きています。最高に楽しいです。

生まれてきてくれてありがとう。

一人っ子だったお姉ちゃんの妹になってくれてありがとう。

いろんなことに気づいてくれて、お手伝いしてくれてありがとう。

かしこくて、考えたことを教えてくれてありがとう。

思ったことを、お母さんに正直に言ってくれてありがとう。

お母さんを、2人の子供のお母さんにさせてくれてありがとう。

知っていると思うけど、Wのことを、大切に思っています。
これまでもそうだったし、これからもずっとです。

Wが大人になっていくのが楽しみです。
これからも、たくさんお話をしようね。
大好きだよ。

         お母さんより

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