大学病院の診察の日

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十日前に続き、今日も大学病院の日でした。

病院に行くためガイドヘルパーさんを依頼した時間は
気づけば夫が仕事に行く時間と同じでした。

夫と同じバスに乗り
大学病院に行くのより三つ手前の停留所で一緒に降り

夫が職場まで10分歩くのを
ガイドヘルパーさんとストーキングしました。

夫は目が見えなくても歩くのが速いです。
ガイドヘルパーさんと、かなりの早歩きでついて行きました。

全盲の夫は歩く時、
パームソナーというセンサーを左手に持っています。

設定距離を4メートルにしたパームソナーは、
向けた方向4メートル以内に障害物があれば振動で知らせてくれます。

この、ペンライトサイズのパームソナーがあることで
夫は自分の前4メートルには何もない、誰もいないと確信が持てるので
バス停を降りてから職場までの点字ブロックを
白杖を振って足元の段差など確認しながら
すごいスピードで歩きます。正に無敵。

職場の前で夫にバイバイをして
大学病院に向かいました。

今日は最高に寒くて、冷凍庫の中を歩いているように感じました。

手袋を持って行っていなかったので、
病院に到着して診察券を出す時、手の感覚がありませんでした。
トイレで手を洗った水が、お湯に感じました。

消化器外科では、
膵臓の腫瘍は大きさに変化がないとのことでこのまま経過観察。

泌尿器科では
右の腎細胞がんは少しずつだけれど大きくなっていて、
ぼちぼち手術を考えてもいい頃と言われました。

一年前に27ミリだった腫瘍が
今回34ミリ。

ガイドラインは
治療の対象は2センチを超えたらだけど
私のように腎臓の全摘の場合は何センチになったらなどの決まりはないのだそうです。

私は
まだ手術はしたくないですと答えました。

なぜかと聞かれると
うーん、 難しいですね~。

取り合えず今日のところは
次の、8月の検査結果で考えることにしました。

半年かけて
手術を受ける気持ちに、ゆっくり整えていくかなと思います。

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