は先日、
母と叔母と叔父がたまたま同じ時間に面会に行った時に
目を覚まして少しだけ意識がはっきりしたようです。
ほとんど意識がない中でも
身体が固まらないように動かすリハビリの後だったのがよかったのか、
叔母と母の名前を呼んだのです。
母が撮影した動画で見た(私の場合音だけ聴いた)のですが
奇跡のようでした～。
帰りに叔母がリハビリをしてくださっていた男性スタッフの方にお会いして
祖母がしゃべったことを報告すると
「よかったですね。ご家族が毎日会いに来られていらっしゃるからですよ」
と優しく言ってくださったそうです。
先生からも、
人間は耳は最後まで聞こえているから
しっかり声掛けをしてあげるといいとお話もあったようです。
でも、その翌日からはまた元気がない。
呼びかけたら目を開ける時もあり、
うなずいたりはしてくれます。
十日間意識がなかったのを思うと
それもすごいことでうれしいと感じています。
我が家では次女だけが会いに行けておらず、
もうやせてしまって弱ってしまった祖母を見るとショックを受けるんじゃないかと
母からは子供は会わせない方がいいかもと言われていたのですが、
何をどこまで理解しているのか
自分も会いに行きたいと言う次女。
なぜ自分だけ会いに行けないのかと言う次女。
私としては、かわいがってくれたばあばあちゃん、大好きなばあばあちゃんに
できれば会わせたい、会ってほしいと思います。
しかし全盲の私と8歳の次女だけでは大きな病院の祖母の面会に入るのは難しく、
長女も、次女と二人だけで行くのはどうしていいかわからずイヤだと言います。
面会は二人までのルールですが、
先日たまたま時間が重なった私の母と叔母と叔父は
祖母の病室に三人になっても注意された様子はない。
思い切って病院に電話をして相談してみました。
決まりだからとのことで断られれば
次女にそう説明をして納得してもらうか
私じゃない誰か大人と2人で行くことを考えればいいと思いました。
私が目が見えないこと、
小学生の娘もお見舞いに行きたがっていること、
私と娘では行くのが難しいこと、
祖母に会わせてあげたいこと・・・
守衛さんのようなおじいさんは
「一応2人までの決まりですけど・・・ちょっと待ってくださいね」
と病棟の看護師さんに電話を回され
看護師さんもどなたかと相談をされた感じで
「そのようなご事情でしたら、
面会は2人で15分となっていますが
3人ですのでより短時間にしていただければ・・・」
「はい！10分以内で帰ります！」
とお返事をして、許可をいただくことができました。
動かないばあばあちゃんを見て
恐がるかな、大丈夫かなと思っていたら
次女は一番近くで積極的に声をかけていました。
祖母は私のことはわかったようでうなづいていましたが、
ひ孫のことはわからなかったのか首を振ります。
大きな声で自分の名前や私や長女の名前を言ってくれる次女。
私も長女を指さし
「Rだよ！ひ孫の。ほら、市役所に行ってる！今日は仕事が休みだから一緒に来たよ」
と言うとわかったのか祖母はうなづいていたそうです。
そして次女を指さし
「こっちがほら、チビの！小学2年生のWだよ」と言うと
「あぁ！」というような口の動きをしたとか。思い出してくれたのかな。
何か言おうとして口が動くらしいのですが
娘たちは読み取ることはできなかったようです。
今回は手に力があり
結構握り返してくれました。
3人で代わる代わる祖母の手の取り合い。
ひ孫である長女も次女も
意識がある中会わせられてよかった。
「ばあちゃん、また来るよ。元気出してね」と言うと
より強く手を握り返してくれました。
無理なお願いを受け入れてくださった病院の対応に
心から感謝しています。
そして
また三人で行きたいので、その時はよろしくお願いします。
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