新年、明けましたね。
2022年も、私とこのブログを、どうぞよろしくお願い致します。
元旦の今日は、お昼まで夫の実家でお正月でした。
夫の実家は、
夫と同じ病気で視覚障害者の夫の兄が
数年前、私たちのマンションの同じフロアに売りに出た部屋を購入し、
実家の一軒家はそのままにして夫の両親もマンションに来ています。
同じフロアの廊下を歩いて、6軒先の場所に夫の実家家族はいます。
おせちを食べて、両親とゆっくり話をして
家族で自宅に帰ると、長女は昨夜の紅白の後にあったジャニーズカウントダウンコンサートの録画を見始めました。
「お母さんも一緒に観よう♪」と真っすぐに誘われた視覚障害者の私。
テレビの前の床に座布団2枚敷かれて、座るようにと。
テレビ画面が全く見えない全盲の私は
『座ってじっくりテレビを観る』ということがありません。
基本はテレビの音を聴くだけ。
画面を観る必要がないため、何か動きながらです。
耳だけテレビに傾けて
料理をしたり
キッチンを片付けたり
洗濯物を干したり
モップで掃除をしたりします。
なのに、
テレビのすぐ前に座るように誘われた。
しかも床の座布団に座るのは
せっかく治った腰が痛くなりそう。
座布団から一歩後ろのダイニングテーブルの椅子に座って
一緒に鑑賞させてもらうことで納得してもらいました。
「一時間だからさ♪」と言われたけれど
いつもながら長女はおもしろかった場面は巻き戻して繰り返し観て
好きなグループの曲はリピートして聴く感じなので
絶対に1時間20分程にはなります。
とは言え私は、
まだ普通に目が見えていた中学時代から
全く見えなくなる高校入学後まで
実はジャニーズ大好きでした。
当時、まだ国民的アイドルになる前のSMAPのファンで
お小遣いは雑誌とCD購入に使い、
部屋の壁はポスターで埋めつくされていました。
映画の番宣でこちら九州にも来てくれると知った時は
友達と夜中から並びに行って
警備員のおじさんに心配され、整理券を渡されて帰されたこともあります。
SMAPの出演番組は全て録画して
テレビに顔をくっつけるようにして視力がなくなるまで見ようとしていました。懐かしい。
そんな青春時代だったので
長女と一緒にジャニーズを観たり聴いたりするのは
あの頃の感覚を思い出して楽しんでしまいます。
今はデビューしているグループも多くて、
歌のレベルも高くてすごいなと感心します。
画面が見えない私を、「一緒に観よう♪」と誘ってくれる長女。
私が曲の感想を言ったり、
歌い方をほめたり、格好つけすぎている子をわざとディスったり、
辛口なことを言ったりするのがおもしろいと思ってくれているのかなぁ。
コメント