夫の職場の保育士さんから
目が見えない私たちが子供とどのような遊びで楽しんだかと聞かれて、
娘たちと遊んできたものを思い返しました。
トランプ
UNO
オセロ
折り紙
しりとり
しりとらん※
私は誰でしょう
ジャンケン
アルプス一万尺
あやとり
サッカー
トランプ、UNO、オセロ、ジャンケンについては
をどうぞ。
今日は、折り紙とあやとりと手遊びについて。
これらは、自分が目が見えていた頃にやっていたからできるのかもなぁと思うところがあります。
~折り紙~
子どもの頃、得意ではないにしても折り紙は結構好きだったような気がするので、
当時折っていたもので憶えているものは折れます。
鶴、風船、オルガン、座布団、
箱、パクパクさん、やっこさん、袴、カメラなど。
角と角をきれいに合わせて折っていくのは楽しいです。
ただ、
一度折って広げて、つけた線二合わせて折る
というのが見えていないと結構難しい。
角を合わせる作業が
目で見てではなく
指で触りながらだからか、
折り紙は代の上に置いてではなく、
両手で持って空中で折る時間が多いような気がします。
3年程前、ずっと、ずーっと折れるようになりたいと思っていた手裏剣の折り方を、母のお友達に教えてもらって、
忘れたくなかったので、自分の脳と手に覚えさせるように、数日間繰り返しいくつも折りました。
先日は次女のリクエストで鶴の折り方を教えました。
私は、目が見えていた頃に折っていたからできるのかなぁとなんとなく思っていて、
現在盲学校の中学部で教員をしている
との電話でその話をしたら、
生まれつき見えない子でも、折り紙を好きで上手な子はいるそうです。
そして、視覚障害者は手先が器用なのに越したことはないから
体験させた方がいいと思うと言っていました。
~あやとり~
夫と私は中学生くらいまで視力があったので、
それぞれ子どもの頃にやっていた記憶で
毛糸がどんな形でも左右対称になっているのが想像ができるので
長くは続きませんが手探りで
全盲ですが夫婦であやとりもできます。
2人とも、おそらく得意だったというレベルではないため、
ワンパターンで、途中で壊れてしまうんですけどね。
~アルプス一万尺~
これも、幼なじみや学校の友達とハードにやっていたので
今でも自信をもってやれます。
子どもとお風呂で温まっている時間に遊んだり
小さい頃にはゆっくりのスピードでやり、成長とともにスピードを上げていって、
慣れてきたら最速でやり盛り上がります。
ラスト、「ヘイッ!!」と声が揃うのは快感ですよね。
同じく二人でやる手遊びのみかんの花やおちゃらか、
その他一本橋こちょこちょやずいずいずっころばしなど、
自分が子供の頃にやっていた遊びは
動きを覚えているので我が子とも楽しむことができました。
楽しくやっていた遊びが、
親になって子育てに活かせているなんておもしろいですよね。
夫は目が見えていた小学生時代に夢中でやっていたテレビゲームの感覚で
見えなくなった今、単独歩行ができているとのことです。
今日のブログを書いていて、
子供の頃に夢中になったことに無駄なことはないんだなと改めて思いました。
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