思春期な夫、泣く

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今日は夫と
ずーーーっと前からいつか一緒に観ようと話していた映画を一本観ました。

視覚障害者が利用できるインターネットのサピエ図書館の
シネマデイジーという、映像はない映画の音に場面の解説が入れてある、音だけの映画です。

『ロマンスドール』という
高橋一生と蒼井優の、かなり大人向けの映画です。子どもには見せられません。

家で夫と映画を観る際は
二人とも見たことのない作品を観る時と
私が先に観ておもしろかったのを夫に薦めて観る時があります。

今日の作品は
私が数カ月前に一人で観て感動したものでした。

妻が病気で死んでしまうお話で、

私は悲しいというよりも
幸せなすてきなお話という印象だったのですが・・・

観終わった後
夫は泣いていました。

途中から、ずっと涙がこぼれていたとか。
夫はその後、髪を切りに出かけないといけないのに、なかなか泣き止みませんでした。

号泣の夫曰く
「後悔のない人生を送りたい。
今までの生き方に後悔はないけど、二人でもっと出かけたり、したいと思っていて先延ばしにしていることも多いから。
人は自分の力で生きているようで、多くの人たちに支えられて生きてると思う。
生活のために仕事をし始めたのに
自分自身の暮らしや人生を顧みない仕事と周囲との関係で、
“自分自身にとって大切なもの”が忙殺されている。
死ぬということを意識して初めて、本当の意味で人生を生きることができる。
昨年仕事を辞めて、それまでにあった仕事に対する志を思い返したり、
新しい仕事を始めて今後の生き方について考えたりしてる。
最近、思春期の頃みたいに色々と思い考えているんだ」

思春期の夫の、ツボにはまってしまったようです。

サピエ図書館に小説がないか調べたら、原作の小説が点字で作ってあったらしく、
夫はダウンロードして読むとのことです。

夫婦で自宅での映画鑑賞。
今回の作品も私たちにとって当たりで、心に残るものとなりました。

また夫と二人で楽しめる作品を探してみようと思います。

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