我が家は、マンションの中の東の角部屋になるのですが、
唯一接している隣は、以前私たちが暮らしていた部屋になります。
現在の我が家と出会った時のブログ
10年前に中古で買った隣の2LDK。
5年前に現在の4LDKを買い直して、それまでの2LDKは売却をしました。
2LDKに入られた方は隣ですので、一生お付き合いすることになる法です。
このマンションに引っ越してくる前、
賃貸の、団地のようなマンションに住んでいました。
入居した後わかったのですが音鳴りはとても神経質な方でした。
集合住宅が初めてでしたのでこちらの配慮が足りなかったところもあるのでしょうが、
何度か注意されるうちに私はとても苦しくなってきました。
テレビをつけたりお客さんが来ている時間は窓を開けるのが恐くなり、
ベランダに洗濯物を干す時は気配を消して息を止め、
お隣に面している部屋は荷物置きだけの、生活には使わない場所になっていきました。
そのような経験があったので、隣を売却する際
神経質な方には購入していただきたくないことを仲介の不動産屋さんにお話をしました。
ご縁があったのは70台のご夫婦で、
その少し前にあった大きな地震で住めなくなった地域から引っ越してこられる方でした。
担当の不動産屋さんが
「とても子供好きで本当にお優しい方ですよ。安心されていいと思います」と言われていた通り
次女をとてもかわいがってくれて
ハロウィンやクリスマスに我が家の門にサプライズでプレゼントを下げてくださったりします。
地域の老人会やイベントなどにも積極的に参加されていて、すっかり馴染んでいらっしゃる様子です。
「地区運動会で○野さん、ラジオ体操してたよ」と次女が言ったこともありました。
数日前、夫が仕事から帰ってエレベーターに乗ると○野さんご主人と一緒だったらしく、
小学校の隣にあるコミニティセンターで夜に2時間受付のバイトをしていらっしゃるそうで、その帰りだったとのことです。
私たち視覚障害者は出会った相手が誰だかわからないことを配慮くださり、
お会いする度、「こんにちは!隣の○野です!」と挨拶してくれます。
また、○野さんのおかげで周囲の道が舗装されたと言う話も聞きました。
マンションの前の道に雨の日に水が溜まりやすくなっていることを、行政窓口へ連絡してくださったそうで、工事され暮らしやすくなっています。
家が壊れるほどの地震が起きた時は大変な思いをされたでしょうが、すっかりこの町に馴れていらっしゃるようでよかったと思います。
お隣さんがいい方だというのは、ほとんどの時間を自宅で過ごす私にとって大きな安心感があります。
コメント