最高の我が家 ~理想のマンション 2LDK編~

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8年前、当時築13年の中古マンションに引っ越しました。

それまでは、
3DKの賃貸(団地のようなタイプ)で、
転職した夫の職場と転校する長女の小学校の中間、
どちらにも300mの安心できる場所でした。

初めて暮らす地域で、長女がまだ小学2年生になる時だったので、
そのような場所に決めました。

古いけれど、4階建ての2階の手前の角部屋で、
とても気に入っていたのですが、

住んでいる内にお隣がかなり神経質な方だということがわかってきました。

それまで10年間治療院を兼ねるため古いけれど大きな一軒家だったこともあり、
音などほとんど気にせず暮らしていた私たち。

一軒家のお隣は4人兄妹がいるご家族でしたので、
賑やかな声が聞こえてくるのは安心できるものでした。

団地のような家に引っ越してから、夜、網戸にした状態で家族でキャッキャと遊んでいたら、すごい剣幕で怒鳴り込まれました。

食卓の椅子を引く音や朝から音楽を聴いていた音でも怒られました。

それから私は、自分たちが出す生活音がすごくきになるようになりました。

お隣はどうも、お仕事をされていない感じの、毎日家におられる男性だったようです。

お隣の真上に住んでおられた親子が、私たちと入れ替わりにすぐ裏の賃貸マンションに引っ越されたのですが、後日お母さんとお話しする機会がありました。

そこはお父さんが単身赴任だったので、お母さんと男の子(長女の一つ下)の二人暮らしでしたが、
「足音がうるさい」と一年の間に何度も怒られたそうです。

その方が出て行かれてから私たちが出るまで、そこは3年間入居はありませんでした。

うちがお隣の件で不動産屋さんに相談すると、
かなり神経質でトラブルの多い方だとのことでした。

ベランダで洗濯物を干す時も息を止めて気配を消したりして、
自宅にいても私は気が休まらなくなってきました。

お隣に面している和室は窓も開けない荷物置きだけの部屋にして、
テレビを見る時間も、誰かが遊びに来ている時間も、窓を開けるのが怖くなり、
校区内での引っ越しを考えるようになりました。

その頃、夫が聞いていたCD教材の『成功研究会』(ジェームス・スキナー)の内容に
思ったこと・叶えたいことを書き出すというワークがあり、夫婦でやってみました。

どのような家に暮らしたいか…

安心した気持ちで暮らせることはもちろん第一条件。

視覚障害者の私たちは運動をすることが難しいです。

ウォーキングやランニングはできませんし、
トレーニングジムに通うのも難しく、
ジムでマシンを使うのも難しい。

私はフルマラソンを完走したいという夢があり、
その頃盲学校時代の先生とチャレンジさせてもらったのですが残念ながら途中リタイヤしてしまいました。

今より元気で走ることが好きだったので、
『ランニングマシンが置けるお家』と書きだしました。

雑誌を購入したり不動産屋さんに出向いたり、賃貸も分譲も一軒家も含めてどんなお家がよいか考えました。

一軒家は10年間住んでみて、見えない私たちには庭の草木の管理が大変でした。
そして広すぎるお家は、私はやはりちょっと恐いのです。

夫が自営業から団体職員になり、
日中は私一人の生活になっていたので、一軒家は候補からなくなりました。

ランニングマシンを設置したいことを考えると、
賃貸でも分譲でも
『下に誰も住んでいない』というのが条件だと考えました。

その他、非常時でも階段での行き来を考慮して、高くても3階まで。

車の運転ができないので、バス停が近いというのも大きな条件の一つになります。

これらの条件で、
長女を転校させたくなかったので校区内の住所で、

インターネットで検索してすぐに見つかったのが、現在のマンションです。

・2LDK
・お隣がコンビニ
・バス通り沿いでバス停まで徒歩3分
・10階建ての2階で、下はエントランスで住まいではない
・エレベーターのすぐ横
・夫の職場まで徒歩15分
・長女の小学校まで徒歩12分
 (2年後に通い始める中学校までは10分程近くなる)

通勤通学の時間が長くなること以外デメリットがない、すばらしい物件でした。

母や祖母からは「2LDKでは狭い」と言われましたが、
あまりにも条件通りで最高に気に入ったため、
「三人だしこれぐらいの広さでいいよ♪」と決めました。

購入が決まると同時に次女を妊娠していることがわかりましたが、
狭い家でみんなが同じ部屋で過ごすというのが理想だった私には問題になりませんでした。

お天気も関係なく、一緒に走ってくれる人がいなくても、
いつでも好きな時に一人で走ることができるランニングマシンを置ける家。
最高だと感じました。

しかも両隣が長女の同級生のお宅。
とても快適で安心した生活が始まったのです。

…続く

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