朝起きるということ

スポンサーリンク

今年高校を卒業し公務員になった長女は
毎朝6時過ぎに起きて準備をし、
バス通勤するため7時過ぎに家を出ます。

当たり前のことと思われるかもしれませんが、

このことだけでも、
私的には涙が出るほどうれしいことです。
大げさではありません。

長女は朝起きられない子で、
保育園の頃から小学校低学年まで

起こしても起きない
  ↓
起きないから抱っこしてリビングに連れてくる
  ↓
起きないから着替えをさせて顔を拭いてやる

小学校も中学校も
一緒に行くお友達との待ち合わせの時間にバタバタと準備をして…
という毎日でした。

高校になってからは、
朝課外があっていた2年生までは遅刻できないと思っていたようですが、
大学受験をしないと決めてから学校での授業がこれまで以上に必要ないと思ったのか、

1時間目の始まりに間に合わないとわかると
2時間目に間に合えばいいとなりまたゆっくりし始める。

間に合うつもりで自転車を飛ばして行って
ギリギリ間に合わなければ
途中で教室に入るのは恥ずかしいからと次の時間まで学校のトイレで待機。

1時間目授業開始の8:50までに教室に到着すればいいからと
家を最悪8:35くらいまでに出れたらセーフと私も思っていたのですが、

三者面談の際に担任の先生に
「慌てると危ないからなるべく30分までには出るようにと言ってるんですが…」と言うと

「お母さん、ホームルームがあるので登校は8:30までです」
と言われて、恥ずかしくなりました。

ほぼ毎日遅刻、
目が覚めて明らかに遅刻とわかった日や寝たい日は欠席。
雨が降ったら欠席。

絶対にレインコートで自転車に乗りたくないらしく、
だからといってバスに間に合うように起きもしない。

自動音声の欠席ダイヤルに電話をするのは私なので、
留守番電話に欠席理由を何かしら言わなければならないのが、うそをついているようで苦痛でした。

優しく諭すように声をかけてみたり、
腹が立って怒って起こしたり、
それも通り過ぎて放置したり…

この子は将来仕事をするようになったらどうなるんだろうか…
と本気で心配をしていたのです。

社会人になって4ヵ月が過ぎました。
長女は必ず自分で起きています。
起きなかったことは一日もなく、
寝坊した日も
すさまじい速さで準備をして
ほぼいつも通りの時間に家を出ました。

梅雨の雨がひどかった日に
いつもより早いバスに乗ったのに
渋滞で倍以上時間がかかってしまい一度だけ遅刻をしたらしく、

それ以来、朝から雨の時は更に早いバスで行くよう意識しています。

長女が配属になった課は8月がとても忙しいらしく、
先日から帰宅が22時になっています。
昨日は3時間の休日出勤もありました。

22時に帰宅して夕食とお風呂を済ませて就寝し、
朝は6時過ぎにきちんと起きている。

社会人になるということ、
仕事をするということ。責任感。

余計な心配だったんだなと、いい意味で裏切られた感じで、

長女を玄関で見送りながら、
私は、すばらしい…と毎日のように感動しています。

コメント

タイトルとURLをコピーしました