粉瘤

「首の後ろのニキビみたいなのが大きくなってきて痛い」
と夫が言いました。

触ったら、ニキビとは思えない巨大な膨らみでした。
なだらかな山の、膨らみ始めの端から端までだと直径5センチはあるんじゃないだろうか。

パンパンに腫れていて、こわい。

明日でもすぐに病院に行ってと言いますが
仕事があるから行けないと言う夫。

こんな大きいのできてて
しかも痛みもあるのに
何日も放置するつもりか？

「行けるのは、休みの水曜かな」
と言います。

「明日の朝の健康診断の後、
仕事に行く前に皮膚科に行けない？」

私や子供のことだと
すぐ病院に行った方がいい」
と言うのに。
緊急事態だと思うのにぃ。

しかし、
私の無言の圧が伝わったのか、
夫は今朝、健康診断の後、皮膚科に行ったようです。

「すぐ切開した方がいい」
と先生から言われたようですが、午前中会議があるとかで無理だと言ったようです。

「ではお昼休みの時間に来ることはできませんか？」
と言われたらしい。

先生にそこまで言われて急を要すると気づいたのか
夫はお昼休みにタクシーで受診することにしたそうです。

周り5カ所程麻酔をされ、
ものすごく膿が溜まっていたようで
かなり絞り出されたそうな。

ニキビではなく、
粉瘤(ふんりゅう)というものでした。

愛知にいる私の親友Cは以前から粉瘤を知っていて、
なんと粉瘤を切開する動画がすごく好きでよく見ていたらしい。
なんという趣味じゃ。

夫の切開の様子も
「動画に撮っておいてほしかったぁ」と言っていました。

夜に帰宅した夫は
「めっちゃすっきりして頭痛もなくなった」と言っていました。

先延ばしせず、今日病院に行ってくれてよかったです。

後は抗生剤飲んで、軟膏を塗っておけばいいらしい。
よかったよかった。