私は虫が大キライでして、
目が見えないからなのか、異常に恐いです。
ハエにもクモにもナメクジにも、勝てる気がしません。
まだ目が見えていた小学生の頃は、
平気スイッチを入れて
学校で手の平に乗せられるだけミミズを乗せて
かわいい…と思えていたこともありました。
家の庭でアリを見つけると
どうぞどうぞ…とキッチンの砂糖をスプーン一杯通り道に置いてあげたりもしました。
中学の終わりに目が見えなくなり、
自分に近づいているかもしれない虫に
気づくことができない、わからないからか
腕や足がモヤッとする感じがあるだけで
何?何??と手足をバタバタさせてしまいます。
まだ実家に暮らしていた頃、
祖母が庭から取ってテーブルに飾っていたアジサイにいただろうなめくじが、
私が置いていたノートに移動してきていて、
そんなことは知らずにノートを握って部屋に戻ろうとしたら
手にヌメッと感触がありました。
ギャーッとなってあわてて母に助けを求め、
後から聞きましたが7匹くらいついていたらしい。
夜中にリビングのソファーで勉強をしていて、
私一人だったので電器も消していたのですが、
キッチンの方からカナブンが飛んでくるような音が近づいてきて、
やばい、こわい
と思いながら気配を消してじーっとソファーに座っていたのですが、
ブーンという音はどんどん大きくなり
バチッと、まさかおでこにぶつかってきました。
こんな広い空間で、カナブンと正面衝突することある??
と泣きながら2階の部屋に逃げました。二十歳の夏…
あちらは暗闇でも目が見えているのか、
私の体温を感じ取れる能力をお持ちで向かってきたのかわかりませんが
とにかくトラウマです。
家の中に
なぜ虫はいるのでしょうか?
クモなど、割と頻繁に出現しますよね。
現在の我が家はマンションで
庭もなく
植物も置いてなく
窓もほとんど開けないのに。
一日の中で
ベランダ部分を網戸にする時間が数十分。
家族やヘルパーさんが玄関を開け閉めする時間が合計でも数分あるかないかだと思うのですが。
我が家では目が見える子供たちが虫を退治する係です。
随分前、
長女が2歳くらいの頃、
夫が留守の時間に床にクモを見つけ、
考えて、プリンのカップを長女にかぶせてもらって確保しました。
しかし、そこからどうすることもできず、
リビングの真ん中に置かれたさかさまのプリンのカップ…
クモはその中にいるので
安心できる時間にはなりました。
幼い長女が強気になり
カップの近くの床をバシッと叩くと
その衝撃でカップが浮き、
隙間からクモが逃げ出して
親子で叫びながら転げるようにソファーに逃げました。
数年前、虫退治について調べて、
薬品ではない、
凍らせる、凍殺スプレーというのがあることを知りました。
それから切らさず常備しています。
ただ、次女があまり近くから噴射できないため
一匹退治するのに相当なスプレーを消費することになります。
まあ、そもそもクモに効くスプレーではないのかもしれません。
とにかくコスパが悪すぎる。
次女に、一匹やっつけるのにお金がかかりすぎている事情を説明して、
最近はハエ叩きで退治することを憶えてもらいました。
結局昭和のハエ叩き。
うまくいけば一瞬で退治できて
0円!
先っぽについているピンセットのようなアイテムで
ゴミ箱にさようなら。
一匹駆除してくれるごとに
次女に50円あげたい気分です。
あぁ
もしも願いが叶うなら
私の生活空間に
虫が近づかないようにしてほしい。
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