視覚障害者だけど、友人と待ち合わせをして映画

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今日はEさんと映画に行きました。

長女が保育園時代にやっていた習い事で出会ったママ友のEさんは
今ではすっかり子供抜きで遊ぶ友人です。

上映中の作品の中で2人が観たいと思ったのが
『アイ・アム まきもと』
という、阿部貞夫主演の映画でした。

夫や次女とよく行く映画館では今日の上映は夕方18時半からの一回だけだったので
もう少し街の方にある映画館の、朝市の回を観に行きました。

今日が上映最終日だったらしい。
お客さんは私たちのほかにカップル一組だけでした。

一人で外出できない全盲の私は
外で待ち合わせをするというのがとても難しい。

でも、我が家よりずっと街方面に住んでいるEさんに、迎えに来てもらうなんて申し訳なさすぎる。

映画の開始時間が朝一だったので、
出勤する夫が乗るバスに一緒に乗って行けば現地でEさんと待ち合わせができると考えました。

夫は途中でバスを降りて行きますが
私は自宅からバス停、バス停から自宅を一人で歩けないだけで、
バスの乗り降りは一人でできます。

夫と一緒に家を出てバスに乗り、
バスセンターで降りたところでEさんと待ち合わせすることにしました。

帰りはEさんに一緒に我が家に帰ってもらうことになります。

当初夫は
「心配だから、もう少し早いバスにして、俺がEさんのいえまで連れて行くよ」
と言ってくれていました。
ちなみに、夫も私と同じ全盲です。

でもそれだと随分早く家を出ることになり、
登校前の次女を残して出発することになります。
なるべく次女を送り出してからか、一緒に家を出るくらいにしたい。

私の時間に合わせることて夫が遅刻してはいけないので、
やはり夫がいつも乗るくらいの時間のバスに一緒に乗って行くことに。

最近遅めに家を出ていた次女も
今朝は夫と私と一緒に7時半に家を出られるよう準備してくれました。

夫は先に降り、私は映画館があるバスセンターまで一人で行きました。

下りる際に、そこが何番降り場かを運転手さんに聞いて
下りてからEさんに電話をして迎えに来てもらいました。

天然のEさん。
私の前を2度走って通り過ぎていたようです。

走って近づいてくる足音がする度に「Eさんかな」とちらりと見ていたのですが
右から左、左から右と駆け抜けて行かれるので「違ったか」と思っていました。

3度目、同じ足音がして、
「私、どこかわからず行ったり来たり通り過ぎてた!」と。

Eさんは、どこを見ていたんだろう?
降車専用のエリアに、立っているのなんて私だけだったんじゃないだろうか…?

今日はEさんと、
映画を観て、
たまたまやっていた佐藤健の写真展の無料で見られるところだけを見て、
韓国料理食べ放題を食べすぎて、
帰りのバスで揃ってお昼寝をして

我が家でおしゃべりしながら
コーヒーと、冷凍していたコストコのトリプルチーズタルトを食べました。

そもそもは
映画館においしいタイヤキ屋さんがあるから、それを食べにいつか映画に行こうという話だった気がしますが、
今日はそことは違う映画館に行くこととなりました。

来月は夫と次女とEさんと4人で
『耳をすませば』の実写版を観に行く約束をしています。

みんなの協力のおかげで
一人で出かけられない全盲の私でも
待ち合わせをして友人と楽しい一日を過ごすことができました。

みんな、優しいです。

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