視覚障害者のスマートフォン講座のお手伝いに行って

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今日は先日とは違う視覚障害者団体のiPhone講座に行きました。

夫が講師に呼ばれていて、私もサポートを頼まれました。

目が見えないと、手がかりのないつるつるの画面を
指先で、感覚で、思い通りに操作するのはちょっと難しい。

みなさん初心者に近かったので
画面を指で操作するジェスチャーの練習と
実際にキーパットで電話をかけてみるという体験をしていただきました。

参加者はご家族(奥さんや娘さん)と同伴され、10数名でした。

最近お会いする視覚障害者の方にお話を聞くと、
iPhoneを使って数年という方でもほとんどsiriだけでしか使っていないことに驚きます。

音声アシスタントのSiriだけでは、iPhoneを使うすばらしさは感じられない気がします。

視覚障害社向けの便利アプリは、
どれも画面を指で操作する基本的なジェスチャーができないと使えないものばかりです。
もったいないと感じます。

私が横について捜査をサポートした年配の女性は、娘さんと参加されていました。
見えなくなってからも、これまでがらけいも持っていなかったとのことでした。

携帯電話を持っていないということは、普段どのようにされているか尋ねると…
毎週家の固定電話にかかってくるお友達からの電話を待っているとのことでした。

その方にも私のiPhoneでジェスチャーの練習をしてもらいました。

今日の講座の団体は、視力や視野が徐々に失われていくという難病の方々の会でした。

始めに参加者の自己紹介があり、
お名前、見え方、現在使用しているスマートフォンについて話してもらいました。

多くの方々が現在の見え方について話される中で
見えなくなるということにとても恐怖感をお持ちなのだなと感じました。

全盲でこんなに楽しく生きている私は
なんとお声をかけたらいいのかとちょっと戸惑ってしまいました。

サポートした年配の女性が
「これ(iPhone)を使えたら便利なんでしょう?困っていらっしゃらないように感じる」
と言われたので

「そうですね。練習してiPhoneが使える今は、目が見えないということを忘れて暮らしています」
とお答えしたけど、よかっただろうか。

今回、多くの視覚障害社の方とお会いして
見えない、見えづらいことで
生きづらさ、生活の困難を感じている人が本当に多いことを実感しました。

私自身は、見えなくなって
盲学校での生活や友達との関わり、夫と過ごすことなどで
様々なことを経験できたからでしょうか
『目が見えないだけ』と思って楽しく生きています。

今日はiPhone講座のサポートというかたちでしたが
これからも、同じ視覚障害の方々のお力に少しでもなれたらうれしいです。

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