長女が通っていた高校は、国公立大学を目指すことに力を入れてある学校でした。
中学3年間進学塾でたくさん勉強した(させられた?)長女は、高校に入学したと同時に塾も勉強もやめたので成績が見事に下がりました。
しかし進学校。容赦なく勉強させられます。
私が「勉強してほしい」と思って悩んでいた時期もありました。
2年生の終わりの頃だったでしょうか、『勉強しないから成績が良くない』ということを除けば、明るくて優しくて楽しい、すばらしい娘だということに気がつきました。
お友達と穏やかに仲良くしている、
大量の買い出しも引き受けてくれる、
パソコンやスマホの操作がわからなくて困った時助けてくれる、
心も体も元気でいてくれる、
学校やお友達のことを話してくれる・・・
そして私は、成績のことで悩むのを手放しました。
それから親子の関係が最高に良くなったと感じています。
周りのお友達が大学受験に向かう中、長女は「もう、学校で勉強はしたくない。仕事をしたい」と言って、公務員初級の試験を受けることに決めました。
担任の先生は理解してくださり、学校での大学受験に関する模試を免除してくれました。
みんなとは異なる進路選択を受け入れてくださって感謝しています。
公務員コースの塾に通い、自分で考えて決めたことは親が何も言わなくてもやるんだなと感動しました。
私にできること、
おいしい食事を作り、
喜びそうなお弁当を作り、
快く起きられるよう声かけをして、
娘の話を聞き、
リクエストにはなるべく早く応えて、
楽しい話を準備して、
21日参りに神社に通いました。
長女は努力し、私の願いは届き、公務員試験に合格。この春から仕事をしています。
18年前、目が見えない私と夫を親にさせてくれたのは長女です。
今の私がこんなに楽しくて幸せなのは長女が生まれてきてくれたことがとても大きいです。
お母さんをお母さんにしてくれてありがとう!と心の底から思います。
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