21日参りというのをご存知でしょうか?
一つの願い事で、
同じ神社に
21日間毎日お参りに行くことです。
知ってから、これまで私は3度実行したことがあります。
1度目は
4年前の長女の高校受験の時。
2度目は
昨年の今頃、長女の公務員一次試験の前。
3度目は
一次試験に合格したので二次試験までの期間です。
おかげさまで二次試験にも合格をして、4月から働いていますので、
これまでの私の3度の21日参りの願い事は
なんと100%の確率で叶ったことになります。
視覚障害者・全盲で、
一人では隣のコンビニにも行けない私が、
21日間毎日神社に通うというのは
工夫と、気力と、たくさんの方の協力が必要になります。
目が見えない私は、思い立って一人で行動するということができません。
毎日時間を作ることができるか、
ガイドヘルパーさんの一ヵ月の利用時間は足りるか、
希望通りガイドヘルパーさんの調整をしてもらえるか、
ホームヘルパーさんの訪問がある日はそれが終わって次女の下校時間までに行くことができるか…
などの課題があります。
これまではすべて長女の進路に関わることでした。
家で生活面や精神面のサポートは
思いついたことをできるだけやりますが、
それ以上に私にできることと思うと、
神社への21日参りと思いました。
基本はガイドヘルパーさんを依頼してバスや徒歩で行きます。
しかし、調整が無理で来ていただけない日もあります。
ガイドの一ヵ月の利用時間は決まっているので、私の持ち時間内で計画を立てる必要があります。
同じ視覚障害者でも一人でどこへでも行ける夫が休みの日には
バスやタクシーを利用して一緒に行ってもらいました。
以前は平日だけ、すくない本数ではありますが、自宅と神社を結ぶバス路線があって助かっていました。
片道だけでも、神社の鳥居前までバスで行けるのはかなり楽でした。
土日は走っていないので、どこかまでバスで行って20分歩いたり、
行きも帰りもちょうどいいというバスはないため片道は1時間かけて徒歩にしたり、
行きはバスと徒歩で帰りはタクシーを呼んだり、
天候や時間の都合で往復タクシーということもありました…
昨年の9月に神社前を通る路線が廃止になってしまい、
11月の、私にとって3度目の21日参りは
かなり歩くことが多くなりました。
長女が一次試験に合格したことで、
私の21日参りに効果があるかもしれないと思ったのか、
10月から11月にかけて私の母も21日参りをしてくれました。
私の母が21日参りを始めた日、一緒に食事をしていると、
「キャサリン(母のことです)も21日間お参りに行くんだから!R(長女)ももっと真剣にがんばりなさい!」と言いました。
私は 「ママがお参りに行くことをRに求めたり押し付けるのは違うよ。ママはママが行きたいから行くんでしょう?」と咄嗟でしたが伝えました。
「あら、そうね」と聞いてくれて、それ以来毎日神社に行ってくれましたが、私にも長女にも見返りを求めるような言動はありませんでした。
必死になる気配のない、いつもマイペースに見える長女に一言言いたかったのでしょうね。
私も長女に言いたい時はありましたが、ぶつけても嫌な気持ちにさせて望む状態にならないとわかっているので、様子を見てタイミングを測って、言葉を選んで伝えるようにしていました。
子どもの頃から初詣に行っていた神社。
長女も次女もお宮参りや七五三はその神社に行きました。
コロナウイルスの感染拡大で、
昨年7月から8月にかけて通った時には
口はすすがず手を清めるだけにするよう書いてありました。
11月に通った時には
柄杓が撤去してあり、チョロチョロと流れてくる水で直接手を清めるようになっていました。
私が次に21日参りに行くのは
次女の高校受験の時になるか
それ以外に願い事が生まれるのか、まだわかりませんが、
これまでのように、自分の心に従って、
21日参りをしたいと思い立った時にまた通うのだと思います。
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