屋上で映画

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入院中のEさんが
デパートの屋上で映画上映のイベントがあることを教えてくれました。

屋上で?映画?12月の夜に?無料?

上映される作品が
『SING~NEXT STAGE~』
という、次女が大好きな映画だったので、二人で行ってみることに。

先月USJでSINGのショーを観て以来、
家では毎日そのサントラを聴いていました。

情報を知ったのが昨日。
ガイドヘルパーさんを急に依頼することはできません。

バスを降りた目の前のデパートの屋上なので、二人で行けないこともなさそう。

とにかく、夫は忘年会。
今夜は次女と二人なので、行ってみればどうにかなるでしょうと出かけました。

バスに乗って座ったら
「言いにくいんだけど、メガネ忘れて来ちゃった」と次女。

左 0.05、右 1.2と左右差がひどい次女の視力。
遠いところは右目で見えるのでしょうが、やはりしっかり見えてほしい。

乗ったばっかりですが次の停留所で降り
メガネを取りに帰って次のバスで行くことにしました。

数分前に乗った停留所まで早歩きで戻り(案外遠く感じた)、
家まで私がついて行くこともない(というか足手まとい)ので
そこからは次女一人走って自宅へ。

考えたら疲れやすい私は、一つ先の降りたバス停でそのまま待っていればよかったのかもしれませんね。

次女もスマホを持っているので、連絡を取り合ってメガネを持って乗りなおしたバスに、私が乗り込めばよかった。

慌てていて、そこまで頭が回りませんでした。

停留所で「次のバスは…」とスマホで検索すると
次のバスは思ったより迫ってきていました。

ダッシュでマンションまでメガネを取りに行った次女は、さすが若い。
迫ってきていたバスに余裕で間に合って、乗り直すことができました。

そもそも、時間に余裕を持って出かけていてよかったと思いました。

小学生の次女と全盲の私。
デパートで、なんとなくエレベーターを探して乗り、
一緒になった年配の女性が
「何階ですか?」
「一番上は何階ですか?」
「8階です」
「じゃあ8階をお願いします」

すると奥にいた若い女性が
「屋上お願いします」

「あ、屋上までこのエレベーターで行けるんですか、だったら私も屋上で降ります」

「この時間、屋上で降りれるかしら…」
とボタンを押してくれる女性。

「今から屋上でイベントがあるので」
とお話をしました。

屋上に出ると大人や子供の声がにぎやかに聞こえてきました。

落ち着いて映画を観られる場所を確保しなければと思いますが
既に荷物が置いてあったりするらしく、状況がよくわかりません。

スタッフの人に聞いてみようと言っても
次女はあまり聞きたがりません。若い子あるあるですね。

司会の女性の声が聞こえる方(おそらく映画のスクリーン方向)から遠い場所を
ウロウロと3往復くらいして適当な場所を見つけられず、
ようやくスタッフに声をかけさせてくれました。

係の人に状況を核にしたところ
みなさん、空いている椅子を適当な場所に置いているということでした。

椅子が見当たらなかったようで、持って来てくださいました。

ようやく席も決まり
私は家でダウンロードしていたこの映画の音声図書を再生できるように準備。
片方だけイヤホンで、解説ありの映画音声を聴きました。

なぜかわからないのですが、
映画の音声に場面解説を入れてあるこの音だけの映画は
少しずつ遅れてズレていくんですよね。

家で次女と映画を楽しむ際、
必ずズレていくので、定期的に次女に数秒一時停止をしてもらって修正しながら観ています。

屋上で上映される映画では一時停止をしてもらえませんので、
私のイヤホンからの音がズレたら時々10秒早送りを押して調整していました。

スタートの17時半は全然寒くなかったのが、
18時半を過ぎると急に冷えてきて
途中からミニカイロと手袋を使いました。

家でもない、映画館でもない、
ちょっとざわざわとした雰囲気で自由に観ることができる映画。しかも外。

次女と二人、なんだか思い出に残る映画鑑賞になりました。

来年も開催されたらまた行きたいと思うイベントでした。

昨日のコンサートに続き、これも来年はEさんと一緒に行こう。

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