全盲の視覚障害者ですが
できる範囲で自分で顔剃りや眉カットをしています。
パナソニックのフェリエという商品をずーっと前から愛用しています。
ほとんどは顔のウブ毛の処理で、
眉の細かい部分はさすがに鏡を見られない全盲の私には無理なので
明らかに不必要な眉尻部分だけ適当にやっています。
このフェイス用のフェリエには
シェーバーの刃部分に装着して使うらしき部品がいくつか付属されています。
どうしてだったかわかりませんが、
私はこれらの部品をずっと無視していました。
もう覚えていないくらい前から使っているので
きっと最初に、難しそうで目が見えない自分には使いこなせないだろうと思い込んでいたのでしょう。
剃れにくくなってきたので、今年久しぶりに買い換えました。
最近知ったのですが、替え刃だけの購入もできるらしいです。知らなかった。
そして不思議な形の小さな付属の部品たちは今回もセットになっていました。
前のも、その前のも、未使用のままどこかにあります。
今回、Amazonから届いてパッケージを開けた時
たまたま長女が近くにいたので
何気なく聞いてみました。
長女も同じフェリエを使っています。
「ねえ、ずーっと思ってたんだけどさぁ、
こんな部品って何に使うの?」
すると・・・
初めて答えを知りました。
一つは刃の大部分を覆って
先っぽだけとなり小回りがきいた状態で使えるようになるというカバー。
もう一つの特に変な形のものは
刃に取り付けて
眉に垂直に当てて左右に動かすと
毛が一定の長さにカットされるというコームでした。
広い範囲で剃れなくするためのものと
毛の長さを一定に整えるためのもの。
どちらも安全に眉を整えるためのキットでした。
えっ
これって、私に必要なやつじゃん。
これまで難しかったお手入れが
テクニック要らずで安全にできるものだったんじゃないかぁ
実は
眉を整えるのに使う部品だということは知っていましたが、
深く考えずにただただ敬遠していました。
この20年は何だったのか・・・
早速長女に見てもらいながらやってみました。
結論。
全盲でもできます。
コームを装着させる時に
毛の長さを2ミリ4ミリ6ミリのどれにしたいかではめ込むのですが
それも慣れれば簡単です。
これで、眉頭の毛の長さのカットも自分でできるようになりました。
顔のウブ毛処理の際は肌に対して寝かせて当てるシェーバーですが、
この、長さをカットする変な形のキャップをはめた時は
肌に対して垂直に向けます。
おそらく普通なら
刃を上にして縦に握るのでしょうが
私はシェーバーを逆さに持って
持ち手を上にした状態で眉に充てて
反対の手で刃と眉の下の位置を触って確認しながら左右に動かすのがとてもやりやすいと感じます。
2ミリ4ミリ6ミリと、整えたい長さをセットできるので
短く落とし過ぎてしまう心配がない。
ちなみに私は真ん中の4ミリでカットしています。
20年以上愛用していて
今更ですがなんとありがたい。
パナソニックさん、最高です。
ペンタイプのシェーバーで、単4電池一本使用。
フェイス用となっていますが、手足のムダ毛処理にもとても使いやすいシェーバーです。
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