習字道具

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学校で使うために準備するお道具など、
兄弟姉妹がいらっしゃる方はどれくらいお下がりを利用されているのでしょうか。

10歳半違い、
11学年となかなか年の差がある我が家の娘たち。

女の子でもあり、その中でもなんでも丁寧に扱う長女のものは
どれもきれいな状態で残っています。

例えば保育園の時から使う鍵盤ハーモニカ。
私としては長女が使っていたものを使ってほしかったのですが、
なんとなく次女用に購入することになりました。

小学生になって、算数セットは次女の時代には購入はありませんでした。

例えば絵具、リコーダー、国語辞典、習字道具・・・

私たちの時代と異なり
学校で販売される絵具や裁縫道具などは現代、ものすごいデザインのバリエーションが販売されます。

私たちの頃は裁縫箱にしても家庭かで縫うエプロンにしても
選択肢はいつも二つだったと記憶しています。

現代は数社からカタログのようなものをもらってきて
キャラクターからスポーツメーカーから
それはそれはかわいいデザインが作られています。選び放題です。

絵具セットも長女のものはありましたが
使い込んでいたこともあり、パレットも筆も絵具もバラで買うよりも
これに関しては次女は気に入ったデザインのバッグのセットを2年生で購入。

例えばリコーダー。
注文の時期がきて
ほしいほしいと言われてなんとなく買ってしまいました。

立派な長女のリコーダーはあるのに。
もっと言えば、私のリコーダーもある。

ケースのデザインは常に進化し
業者さんのご好意か作戦か
リコーダー本体にフルネームで名前を彫ってくださっています。

実は私自身に過去コンプレックスがあり
子どもから学校のお道具で欲しい買いたいと言われると弱いところがあるのだと思います。

私は兄が五つ上のため
学校で使うお道具は学年がかぶらないのでお下がりのことがいくつかありました。

経済的にという理由ではなく
あるんだから買う必要はないという合理的な母の考えだと思います。

無駄がキライな私ですから今は理解できますが、子供の頃はイヤだなぁと思っていました。

小学校高学年で裁縫セットを準備する際、
兄のお下がりはコマや凧揚げなどの和風のイラスト。
私の学年で販売されるのはかわいいブルーの『うちのタマ知りませんか?』のキャラクターのデザインでした。

どうしても、どうしてもどうしても欲しくて
自分のお小遣いで箱だけ購入した気がします。

中学校のアルトリコーダーもお下がりで
中身は同じですがケースが違います。

兄のはベージュのキャンパス生地で
私たちの学年はブラウンのレザーっぽい生地に変わっていました。

その、古いデザインのケースで持つというのが当時の私にはとても恥ずかしく
イヤでたまりませんでした。

そしたら母が
ネイビーのキルティングで巾着を作ってくれて
かわいいけど、より目立っている気がしてさらに恥ずかしい。

中学2年になれば
周りを見ると堂々とお下がりの私と同じベージュのケースを持っている子が数名いて
その子たちのおかげで逆にそっちの方がアンティークでかっこいい的な感覚になることができました。

何の話をしたかったのかというと

小学3年生になった次女に先月習字道具の販売カタログがきました。
習字は絵具より使用する機会が少なく値段は高い。

長女のお習字セットを空けてみるときれいな状態でした。

次女に
「お母さん、習字道具はお姉ちゃんのを使ってほしいと思ってるんだよね」
とストレートに言ってみました。

意外に次女は
「うーん、わかった。いいよ」と言いました。

長女は
「あれ、習字教室で買った習字道具だから、みんなのよりかっこいいよ~」と言っていました。
長女は自分の習字道具を気に入っていたようです。

先日文房具やさんに行って
次女用の筆と墨汁と用紙を買ってきました。

今日硯を洗って
バッグをウエットティッシュできれいに拭いて、ガムテープで細かい汚れや埃を取りました。

次女はカタログにたくさん載っているカラフルデザインの習字バッグを欲しかったようでもありましたが、納得してくれました。

本当によかった。
次女、ありがとう。

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