全盲母には一苦労の絵本の整理

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怪力

で絵本の本棚を動かして

今日はその棚に絵本を整理していきました。

我が家にある300冊程の絵本には

全ての表紙に点字でタイトルと作者名を書いて張っています。

背表紙には張れる幅がないため、表紙にだけです。

でも、その表紙にだけでも点字を張っているおかげで

全盲の私も表裏と上下を知ることができます。

タイトルを知って

向きを揃えることができます。

すこしでも読みたい絵本が探しやすいようにと

あかさたなの行で始まるタイトルと

はまやらわの行で始まるタイトルで

二つのグループに棚を分けるようにしています。

もっと細かくあ行、か行、さ行…と場所を分けてみたこともありますが

10グループもあると出して読んだ本を戻すのがとても面倒で続きませんでした。

あかさたなグループとはまやらわグループの2グループくらいだと

片づけるのも右か左かの二択なので簡単です。

それでも急いで片づける時など適当に空いているところに入れることもあって

たまに整理をしないとぐちゃぐちゃになっています。

全盲の視覚障害者の私が絵本の整理をするとなると

棚の端から順に一冊引き抜いては表紙の点字シールを探し

指でタイトルを読んでどちらのグループかを判断していきます。

量が多いとなかなかくたびれる作業です。

気合と根気とまとまった時間が必要。

スリムで背が高い本棚を次女に譲ってもらったので

はまやらわの行で始まるタイトルを見つけたら

一昨日運んだその棚に移していきます。

まだ一段目の、10冊くらいの時点で既に心が折れそうになっていたところ

次女登場。

絵本の整理が目が見えなくて大変なこと、

タイトルの一文字目を言っていってほしいことを伝えると

簡単にオッケーと。

「う、あ、た、き、お、ま…」

棚に並んだ背表紙だけを見ながら

いとも簡単にタイトルの頭文字を読み上げ

はまやらわの行のタイトルがある度に引き抜いて私に渡してくれる。

約300冊。

すごいスピードで読み上げ、嵐のように去って行った次女。

あっという間に仕分けが終わりました。

私は渡されて床に重ねたはまやらわで始まる絵本を

隣の棚に適当に大きさ別に立てていくだけでした。

目が見えていると

こんなに作業が速くて楽なのかぁぁぁ。ちょっとうらやましい。

お助けマンの登場で

今回の絵本の整理はとても楽でした。

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