次女はお世話になっていた育成クラブを退会しました。
一般的にはお仕事をされているご家庭の子が対象ですが、
両親が障害者ということで我が家も入会することができました。
私の通院などの外出や入院になる可能性もあるため、
次女は入会させてもらって、私は助かっていました。
育成っ子は、
学校が終わったら敷地内にある別の建物に行き、
そこで宿題とおやつを済ませ、
遊んだりDVDを観たりして、
夕方、家族のお迎えを待つか自分で歩いて下校をします。
自分下校は
16時、16時半、17時(冬期は16:45)の3段階あり、
事前にお願いした時間に送り出してくれます。
17時以降は必ずお迎えが必要となります。
入学から間もない頃や、私の外出先からの帰宅時間次第ではガイドヘルパーさんとお迎えに行くこともありましたが、
次女は基本毎日自分下校です。
保育園を卒園するまで一人では家から出したことがなかった次女。
当たり前のことではありますが、
入学した途端歩いて15分の小学校に一人で往復しなければならなくなりました。
コロナウイルスの休校が明けたら新学期恒例の集団登校が廃止になっていて、
『通学は高学年と一緒の集団登校で慣れてくれる』と安心していた私はかなりショックでした。
時間を作って何度か一緒に通学路を歩いたり、
朝は出勤する夫に一緒に家を出てもらったり、
しばらくは下校時間にガイドヘルパーさんと途中までお迎えに行ったりしました。
次女の方は『小学生は一人で登下校するもの』と意識が高く、
「心配は無用」という感じだったのですが。
育成クラブは、
入会している子がそもそも案外少ないのと、仕事帰りにお迎えのお子さんも多いため、
同じ時間に同じ方向の自分下校の同級生がいたらラッキーというレベル。
「今日は誰かと一緒に帰ってくるかしら」と何気に毎日気になっていました。
我が家のマンションの前は登下校の時間帯はとても賑やかになります。
次女たち低学年が帰る15時過ぎも、大勢下校している声が聞こえてきます。
2年生になる頃からだったでしょうか、
『育成クラブやめたいコール』が始まりました。
仲良しのお友達と毎日一緒に帰りたいのです。
そりゃそうですよね。
今年の夏休みが終わったらやめるかなー…と考えていましたが、
言い出したらなかなかしつこい次女。
もうお留守番もできます!とプレゼンされ、
根負けしたわけではありませんが、
確かに帰宅後しばらく一人だったとしてももう大丈夫だろうなと考えるきっかけになり、
次女の気持ちを尊重し、
5月いっぱいで退会することにしました。
昨年もそうだったのですが、特に梅雨の時期は、
次女の下校時間の天気はどうかなと10分毎に雨降るアプリをチェックしたり、
今日は一緒のお友達はいるかな、
もしも一人で土砂降りだったら…
と心配していました。
たくさんの同級生と一斉に帰ってくると思うと、私の心配は激減。
みんなと一緒なら、突然の土砂降りも楽しめますよね。
同じ全盲でも、夫とは違い、一人での外出ができない私は、
思い立った時に一人で出かけるということができません。
突然の雨で傘を持ってお迎えに行くことも、
帰りが遅いなと心配になって捜しに行くこともできません。
予期せぬ雨に対しては、入学当初から折り畳み傘をランドセルに常備することで安心を得ていました。
今は、同じクラスの男女5人程の仲良しグループで、それはそれは楽しそうに帰ってくるようになりました。
まだ帰宅後一人だったことがないので、
『お留守番したいコール』を受けていますが、
育成クラブに一年と少し通ったことで、
宿題をすぐにやる習慣ができたこと、指導員の先生にかわいがっていただいたこと、
良かったなぁと感謝しています。
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