騒音の中の全盲一人旅

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今朝、次女は

体温が37,7度あったらしく

少し頭痛と腹痛もあると言うので学校をお休みすることにしました。

スマホで学校への欠席の操作をしていると

授業配信の希望の有無がありました。

熱があると思えない、いつも通りの様子の次女。

元気もあるし、期限もいいし、声にも力がある。

オンラインでの授業の配信を希望しました。

私はというと

今日は母のお友達がお米を届けてくれる日でした。

次女がいるなら一緒にお米の受け取りに下りてもらえると助かるのですが、

到着の連絡があった頃

次女はZoomで授業に参加中だったので私一人で下りました。

30キロのお米を部屋まで運ぶので、折り畳み式のキャリーを持って行きます。

これがあれば全盲女子の私でも一人で運べるのです。

以前の記事

我が家のお米事情

話は変わりますが

我が家のマンションは月に一度清掃の日があります。

特に意識していませんでしたが、第4月曜なのかもしれません。

母のお友達のおばちゃんは美容師なので、お米を持って来てくれるのはいつも月曜です。

今日玄関を出たら大きな掃除機の音が聞こえてきました。

そういえば以前もお米の受け取りとマンションの清掃の日が重なっていたことがあります。

階段を下り始めると清掃の機械の音がどんどん大きくなってきました。

大きな音は視覚障害者、全盲の私には周囲の様子を感じ取れなくなるので苦手です。

目が見えない分、耳からの音で障害物を感じたり場所の広さを感じたりします。

いつもより慎重にそろりそろりと階段を降りて行くと

掃除機のすごい音の中に管理人さんの「おはようございまーす」という声が聞こえました。

一緒に来てくれたおじちゃんにキャリーにお米を乗せてもらって

おばちゃんに入口のドアを抑えていてもらって

一人、お米を引いてエレベーターに向かいました。

掃除機の音はエントランスの自動ドアの方に遠ざかっていましたが、

ゴーッという音は響き渡っていて、

手探りでエレベーターを呼ぶボタンを押しましたが

いつも頼りにしているエレベーターが動き始める音も聞こえません。

このままではエレベーターがきてもドアが開く微かな音も聞こえないので

白杖の先をエレベーターのドアにつん、つんと当てながら待ちました。

カン、カンと鳴っていた音がなくなり、杖の先が何にも当たらなくなったので

開いたことがわかりエレベーターにのることができました。

我が家は2階です。

点字表記されている階数ボタンを押して、すぐに着くので素早くキャリーを方向転換し降りました。

2階で降りると掃除機の音はかなり遠くになり周囲の様子を感じることができました。

無事に自宅玄関に到着。

次回からお米は、第4月曜は避けてお願いしようと思った一人旅でした。・・・覚えていられるかなぁ?

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