治療のミッションを終えました

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入院中の病室からです。

一日に入院し、
2日に鼠径部からの血管塞栓術の治療を受け、
三日にRFAラジオ波という治療を受けました。

考えてみたら4年前は
6月に血管塞栓術のために入院し、
期間を開けて7月に凍結治療のために入院をしたのでした。

その二つの治療を、
今回は2日連続で受けたのです。

なんだか、ピンときておりませんでした。

入院してから気がついて
両方の痛みを思い出して
『無』というか『夢(む)』モードに入りました。

これはきっと夢の中なんだろうなぁと、
上手に現実逃避をする技です。

あえて、
ものすごぉぉぉく痛いんだろうなと想像して覚悟をして、
「思ったほどじゃなかったな」となるのも私の作戦の一つであります。

コロナ禍で面会禁止というのは少しさびしくはありますが、
私にとっては
意外な人が突然お見舞いに来てくれて
お風呂にも入れていない、気が抜けた姿を家族以外に見られるという心配がないので気が楽です。

外部の人が来ることがないからか、
病棟も廊下に荷物が置いてあったりしたようです。

一日は午後からの入院だったので
夕食を食べ、持参した大好きな森永のラムネをポリポリ食べてリラックス。

持ってきたお茶は16本。
せっかくなのであらゆる種類のお茶を買い、
気分で自分で選んで飲めるよう
「伊右衛門」「おーいお茶」「烏龍茶」など、点字シールを張ってきました。

2日の血管塞栓術というのは
鼠径部から管を入れて腎臓の血管を塞ぎ
腫瘍に栄養がいかないようにするのだそうです。

局部麻酔と、ぼーっとするお薬を使われているので
痛みはほとんど感じません。

途中神経に触ったのか右足に電気が走ったようにしびれがありました。

終わって管を抜かれ、
止血のため10分鼠径部を強く抑えられている時間に
突然血圧や脈が落ちてきたらしく気分が悪くなり吐き気に襲われました。

すぐにお薬を入れられ、病室に戻る頃には正常でした。

そこから、右足を伸ばしたまま6時間安静です。
間違って動かさないよう、足をベッドに縛られます。

4年前はこの終了後の安静タイムが全身の痛みで悶え苦しんだ記憶だったのですが、
今回は穏やかにぼんやり起きて
手は動かしてよかったのでずっとYouTubeやプライムビデオを聴いていました。

三日のRFAラジオ波は
前日と同じ朝8時半からと心の準備をしていましたが
当日になりどうやら午後からで、15時半の枠に入っていると聞かされました。

点滴とおしっこの管に繋がれているので
あまり動けません。

というか、
おしっこでトイレに行かなくていいという状態は、
立ち上がる用事がないのです。

作品見放題。
懐かしいドラマや長女から勧められたアニメなどまとめて見ています。

15時半を過ぎても呼ばれないので
「前の患者さんで時間が押して、今日は呼ばれないってことはないですか?」
と看護師さんに聞いて
「それはないです。今日必ず呼ばれます」
と言われたところでちょうど呼び出しの電話がありました。

私の初めての入院手術は30年前。
ストレッチャーで運ばれて行くのは何回目だろう。おそらく10回を超えているでしょうね。

今回は手術室ではなく、治療室というのか処置室というのか。
マスクをはめられ
頭に帽子をはめられ
病衣を脱がされ
されるがままに。

いつも思うのは
みんな優しい。

私は
聞き分けのいい、おりこうさんな患者になるだけです。

4年前は腎臓の腫瘍を凍らせる治療で、
今回は焼く治療。

どう違うかはわかりませんが、
今回の方が針の本数が少なく、細くて切れ味がいいって先生が言ってた。

それだけで、4年前より痛くなさそうな気がする。

ただ、焼くのは痛みが出るから麻酔を使うというのが
相当痛いという意味なのかもしれない。

結果、
予想していた痛みと違いました。
私は鋭い痛みがイヤなのですが、
鈍〜〜〜い痛みでした。

いや、それなりには痛かったですよ。

でも4年前の
苦しくて途中からバスタオルをかぶって隠れて本気で泣いていたのからすると
時間もみじかくて、随分楽でした。

こちらの治療後の安静タイムは3時間。
21時に夕食を食べる気力もしっかりありました。ひなまつりで、ちらし寿司だった。

二つの治療どちらも、
4年前より身体へのダメージがとても少なく終わりました。

いつからか病院は
大部屋でもカーテンを閉めて過ごすようになりました。

視覚障害者、全盲の私は
知らない人と同じ部屋で交流するのがイヤなのと
トイレがすぐ近くにあるようにということで
昔は入院の度に個室にしてもらっていました。

20年程前に病棟が新しくなり、
4人部屋ごとにトイレと洗面台があるので
部屋の手前側の、トイレに近いベッドにしてもらって
一人で自由に動ける入院生活を送っています。

そしてカーテンは一日中閉めているのが通例になり、
コロナ禍で面会なし。
快適な、ほぼ個室。

看護師さんによってはカーテンを開けたまま戻って行かれるので、
出入りがある度にカーテンをきっちり閉めております。

採血の結果も問題なかったらしく、
今朝、おしっこの管と点滴のルートが外れて、早くも身軽になりました。
シャワーも浴びてすっきりです。

週明け前半には退院できるかもしれません。

とにかく、二日間の治療が無事に終わりました。
心配してくださった方、応援してくださった方、ありがとうございます。みんなに感謝!

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