新幹線の駅まで次女と二人で行くのは不安なので
Eさん親子とバスから合流する計画でしたが、
EさんもYもギリギリまで仕事と学校らしい。
小学生の次女の交通系ICカードを作りたいこともあり、
ガイドヘルパーさんを依頼して私たちはバスとJRで駅まで行くことにしました。
駅でYと会うと
「お母さんが仕事抜けられないって。一人で後の新幹線で来るって言ってる」
え~ウソでしょ~~
しかも
早割りで取った新幹線のチケットも
旅行のお金が入った財布も全てYが持っています。
Eさんの分のキャンセル変更したチケットを
職場にいるEさんに渡すことができません。
私たちはもうすぐ新幹線に乗らないといけないのです。
窓口の方に事情を伝えて
連れが取りに来るまで預かってもらえないか聞きましたが
貴重品を預かることはできませんと冷ややかに断られました。
Yが駅ビルでバイトをしている大学の友達二人に電話してみましたが、連絡は取れず。
お弁当屋さんのレジの人?
スタバの店員さん?
どうしようどうしようと焦る私たち。
とにかくダメ元でスタバの店員さんに事情を説明。
断られました。…ですよねぇ。
もう私たちにも時間がない。
何かポーチに入れて落し物として届けに行って、
Eさんが「チケットを失くしたのですが届いていませんか」と取りに行くのは?
というストーリーを思いつきましたが
落し物の受け取りに手間取ったり
簡単に引き渡してくれない可能性も考えられます。
駅に、自由に取っていいフリーペーパーがたくさん積んであるスペースがあったようで。
誰も見向きもしていない場所。
その地面に近い一番下の段の
ホッとペッパーの一番底に、
封筒に入れたチケットを隠して行くことにしました。
しゃがんだYの手元が見えないように次女がキャリーバッグを置き、
隣で私は上段のフリーペーパーをパラパラめくり選ぶふりをしていました。
後は祈るしかない。
数時間誰にも見つからず、Eさんが無事に取って大阪に迎えますように。
三人で新幹線に乗りました。
出発してすぐ、
Eさんは無事チケットを見つけて私たちの20分後の新幹線に乗ったと連絡がありました。
よかったぁぁぁ。
不安から解放されたら急に何もすることがなくなって、
17時に早くもお弁当を食べる私たち。
ちなみにですが、キャンセルしたEさんが座るはずだった席には
もうほかのお客さんが乗っていてびっくり。
しかも、大阪までにその席は3人入れ替わったそうです。
JR、すばらしいシステムですね。
20時過ぎ、新大阪駅でEさんと無事合流。
本当に、どうなることかと思いました。
4人で、梅田駅近くのビルの屋上にある透明の観覧車に乗りました。
7階建ての屋上にある観覧車。しかも透明。さぞかし高いことでしょう。
白杖を持っている私に、係の人が
「観覧車は動いた状態で乗りますが大丈夫ですか?乗る際、止めることもできますが」
と言われました。
全盲ですが運動神経は悪くないので
動いているまま乗りたいというプライドがあります。
すると
「彼女はまだ40台なので問題ないです」
とEさん。
理由に多少ズレはありましたが
「大丈夫です!」と力強くお伝えして動いたまま乗りました。
一周15分あったので、結構大きい観覧車だと思います。
ホテルはとてもおしゃれできれいだったそうです。
ただ、おそらくツインの部屋にベッドを三つ置いてある感じで、
そこに4人なので狭い狭い。
みんな荷物は床置きでした。
USJを満喫するために
私たちは明日早朝6時半にホテルを出ます。
コメント