先日、クレジットカード分の引き落としの日の前、
一緒に銀行二行ってもらうガイドヘルパーさんを依頼できていませんでした。
どうしても入金に行く必要があったので、
全盲で、一人で外出ができない私は、
オンライン授業の日で自宅にいる次女の、お昼休み時間にお願いをして銀行に行きました。
我が家のマンションは隣がコンビニで、
そのコンビニの向かい側、マンションの斜め前が銀行です。
を繰り返し読んで学んだことを実践して、
家計の支出は一つの口座にまとめています。
私は自分一人で銀行に行くということはありませんが、
自分でATMを操作して一人でお金を引き出す
ということはよくあります。
現在はほとんどのATMに受話器が設置されていて、
視覚障害者でも聴こえてくる音声案内に沿って操作すれば利用することができます。
郵便局は20年以上前からいち早く受話器を設置してくれて、
それだけでなく、全てのボタンに点字表記があり、視覚障害者でも格段に利用しやすいです。
これまで私が経験したことのある5社ほどの銀行のATMではすべて、
これから書く操作法で同じように利用することができています。
ATMの左側にある受話器を取ると
音声で
残高照会は1、
お引き出しは2、
お預け入れは3、
などのように聴こえるので、希望の番号を押します。
受話器に、電話と同じ数字のボタンのテンキーがあります。
ちなみに電話の配列なのでボタンは上から1,2,3…です。
余談ですが計算機は下から1,2,3…ですよね。
固定電話や公衆電話と同じように『5』のボタンに視覚障害者が触ってわかるようポッチがあります。
このポッチがある『5』を基点に、
左上が1、上が2、右上が3、
左が4、右が6、
左下が7、下が8、右下が9、
下の下が0…と、
数えなくてもパッとわかります。
どのATMも同じような場所にカードの投入口があり、
カードの向きは
立体に文字や番号が浮き出ているのを上向き左側にくるように入れます。
案内に従って
暗証番号を受話器のボタンで入力し、
引き出したい金額も数字で入力して最後にシャープ[0ボタンの右隣]を押すと
音声で、例えば
「金額は、10000円ですね?」
のように確認され
それでよければ再度シャープボタンを押すと
機械が動き出し、
右奥のシャッターが開きお金を受け取ります。
続けてカードと明細書がでるので抜き取ります。
受話器から音声で残高を教えてくれて終了です。
この、『引き出し』の作業は20年以上前から自分でできていました。
先日の、次女と言った用事は、自分の口座への『入金』でした。
手順はさほど変わらないだろうと思いながらも、これまでやっていませんでした。
まず、通帳を自分で入れたことがないのです。
目が見えていたら、現在のページを開いて入れるんだと思うんですよね。
『入金』と『通帳記入』は自分でやらずにいつもガイドヘルパーさんにお任せしていました。
入れるお金も、向きなどに決まりがあるのかなと思うと恐いのでなるべく避けていました。
今回はチャレンジで、
通帳を適当に開いて入れてみました。
正しいページを開いて入れ直すよう機会に言われたら、その時に次女の力を借りればいいと思って。
機械はいつもより長いこと考えていました。
言葉は忘れましたが
「処理中です」的なことを言って、
その度に通帳のページをめくっている感じでした。
5回くらい繰り返して、やっと操作がスタート。
結果、
数分時間はかかるものの
最後尾のページを開けていなくても
やり直してくださいと返されるわけではなく
めくってくれて利用ができることがわかりました。
お金の向きも、たまたま合っていたのかどの向きでもいいのか定かではありませんが大丈夫でした。
もしかしたら今回の私のような手順で利用できない銀行もあるかもしれませんが、
我が家の取引銀行ではできました。
また一つ、自分でできることが増えました♪
私を銀行にガイドして付き合ってくれた小学生の次女に感謝です。
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