昨日、夫は
約12年勤務した職場を退職しました。
全盲で、事務職の仕事をするというのは、大変な苦労があったと思います。
よくがんばりました。
実は夫は、夏頃から仕事を辞めたいという気持ちがあり、
夫婦でハローワークに話を聞きに行ったり、
障害者就労支援センターに何度も相談に行ったりしていました。
視覚障害者団体の関係者の方からお引き留めいただいたことなどから
一旦は続けることに切り替えようとしていましたが、
やはり心身ともに疲れが取れず、
夫の身体、夫の時間を一番大事にするために
退職することを決めました。
関わってくださったみなさんには
突然のことで大変驚かせてしまったかと思います。
最終日、仕事納めだった昨日、
大きな花束と
たくさんの贈り物を抱えてタクシーで帰ってきた夫。
そして昨日の帰宅後も今日も、
退職したことを知った視覚障害者のみなさんから
何件も驚きと心配の電話を受けています。
私は、いただいたいくつもの箱を開けながら
かかってくる電話を隣で聞きながら
夫は本当に多くの方に信頼されて、喜ばれて仕事をしていたんだなぁと
改めて感動しています。
今後のことは、障害者就労支援センターの担当の方に相談しているところです。
しばらくは、夫婦でゆっくり過ごせたらと思います。
またいつか、
みなさんに喜んでいただけるような仕事ができるといいなと思います。
これまで、夫の仕事に関わってくださった全てのみなさんに
心から感謝申し上げます。
今後とも、私たちをよろしくお願い致します。
約12年間、家族のためにがんばってくれてありがとう。
2021年12月29日
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