リュックサックで生きる

スポンサーリンク

全盲の私のバッグは
ほぼ全てリュックサックです。

10年程前までは
ショルダーや手さげや斜め駆けなど
かわいいと思ったバッグを買っていました。

左手で手引きしてくれる人の腕を持ち
右手で白杖を持つ私。

手引きしてもらうというのは、
一緒に歩いてくださる方のどちらかの肩や上腕を持たせてもらって
半歩後ろを歩くことです。

白杖を地面で左右に振って歩く『単独歩行』でない時でも、
周りの方に私が視覚障碍者であることを理解いただくために、
手引きされている時でも白杖は持つようにしています。

胸の辺りまである長い杖を、使うではなく握っているだけだったりします。

次女が幼い頃は
白杖はたたんでバッグに入れて
左手で手引きされ、右手で次女と手を繋いで歩いていました。

手提げタイプのバッグではそもそも手が塞がり白杖が持てませんし、
ショルダータイプは肩から落ちる度に白杖をもった手で上げ直すのが面倒ですし、
斜め駆けは割といいのですが、冬は前を斜めに走るショルダーベルトでアウターがよれたりするのが気持ち悪く、

様々なバッグを使ってきましたが結局歩きにくくて、
ある時
徹底してリュックサックで生きることを決めました。

バッグに手を取られず、荷物の重さも両肩に分散されるリュックサックが私は大好きです。

でもスカートやブーツもはきたいので、
大きさや素材など少し大人っぽい物、女性らしい物も探して
母との買い物の時に一緒に選んでもらっています。

背負い心地も大きなポイントなので、
金具を外して付け替えてリュックになったりショルダーになったりという2way・3wayタイプは私は避けています。

4年前、4泊5日で出かけた全国障碍者スポーツ大会も、
大きな大きなバッグの、やはりリュックタイプをこだわって購入。

かなり大きめの箱型でしたが、背負えて両手が空いて、とても良かったです。
背負い心地を気に入って選んで大正解でした。

水泳をがんばった一年間も
スイマーズリュックという競泳選手のために考えられた機能的なものを購入し
大会の日も便利で快適でした。

街へのお出かけにもリュック
(ちょっと大人っぽかったり女性らしかったりバージョン)
水泳にもリュック
(レスポートサックや迷彩柄)
食料品の買い出しにもリュック
(たくさん入って重くなっても背負い心地がよいタイプ)
授業参観にも運動会にも旅行にもリュックです。

背負い心地が良いリュックは、どんなからくりなのか、10キロのお米を入れて帰っても平気だったりします。

食料品の買い物に行ったら
重たい物(たまねぎ、じゃがいも、大根、牛乳、ボトル、缶詰など)から順にリュックに詰め、入らなかった物をエコバッグで手に提げて帰ります。

今は、その日の荷物の量と、切る洋服の雰囲気や色に合わせてリュックを選んでいます。
きっとこれからも、お気に入りのリュックが増えていくのだと思います。

コメント

タイトルとURLをコピーしました