愛情が伝われば

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私にとって

もう一人の娘のような存在

であるYの母親で、

ママ友から友人になったEさんと昨年の夏に二人で遊んだ日のこと。

我が家に来てくれてすぐ、

「教えてもらった通りにやったらYは一日も休まず学校に行ってるんだよ、ありがとうね」

と言ってくれました。

Eさんとはなんでも話しているので、

『教えてくれた通り』というのがどれのことかわからず聞くと、

Yの好きなふりかけやフルグラを切らさず常備している、

早く帰って夕食を作るようにしている、

Yの言うことを否定せず話を聞いている…

とのことでした。

Yは昨年、1学期だけで19日高校を欠席していました。

コロナウイルスの休校もありましたので、本当に週に2日から3日しか登校していなかったことになります。

それが、お母さんが自分のことをいつも考えてくれている、認めてくれていると感じただけで、

3週間休まず学校に行っているそうでした。

学校から帰宅後すぐ「塾に行く」と言うこともあるらしく、

これまで何かしら理由をつけて塾に行きたがらなかったのに驚きの変化と言っていました。

野菜スープを作っていたEさんは、

「これだけでも食べて行きなさい」と食べさせることができて、

これまたYには愛情が注がれたのではないかと思います。

反抗的な態度はなくなり、

親子で楽しく離すことができているとのことでした。

私が神社へ21日参りをしている話をすると、Eさんも始めて、無事に完了したそうです。

以前はYのリクエスト通りの生活にするとEさんのストレスになるようでしたが、

今は無理なく割と楽しんでやれているとのことでした。

YとEさんが穏やかで幸せな時間を送れていることは、私にとってもうれしいことでした。

昨年私がEさんに送信したメッセージをみつけました。

内容は以下の感じです。

「電話越しに聞こえてきた会話で、気になったので伝えます。

責めたくなる、口を出したくなる、気になる行動が娘にあったとしても、

あまり思いのままに発言しない方が良いのでは?

余計なことだったらごめんだけど、

さっきの、まだ入らないのにお風呂のお湯をためていたことについて、

正論でもあんな風に責め立てられたらイヤかも。

相手を責める気持ちは絶対に隠して、

まだ入らないのになぜお湯を貯めたのかを聞いてみたら、Yなりの答えがあったじゃない?

それを聞いてもこちら側がその行動に納得がいかずもったいないと思ったならば、

してほしいことを伝えるのがいいんだと思います。

入らないならためないでではなく、もったいないから入る時にためてねとか、

『私は』の『Iメッセージ』で伝えた方がいいらしいんだよ。

まだ、YもうちのR(長女)も、なんだかんだ一番影響を受けるのはやっぱり親からだと思うんだ。

それぞれ違うから同じようにはいかないとしても、

様子を見て、私は、

お母さんは高校は卒業してほしいからなるべく毎日学校に行って欲しい。

雨だから、水泳があるから、生理中だから、疲れているからなど、何かと理由をつけてそんなに休みたがるのを全部聞き入れたらどうなるのかなと心配になるよ。

とか落ち着いて伝えたりします。

快く学校に行って欲しいので、

乾いた制服や靴下やブラジャーがどこにあるか伝えたりするし、

好きそうなおいしいふりかけを切らさずに準備したり、

喜びそうなお弁当のおかずを時々は意識して準備したり、

起きるまで手を変え品を変え不機嫌にならない起こし方で声かけをしたり、

起きてきたら目が覚めるようにでもあり楽しい気持ちになるようにでもあり時々声をかけて明るい気持ちになりそうな話をしたり。

R(長女)のためと言うよりも、

元気に学校に行って、卒業して、

楽しい気持ちでその後の人生を生きて欲しいと望む私のためにできることをやっている気がするよ。

思うのは、

17歳だけど、大人に見えるけど、中身は子供とまだ変わらないと言うことです。

私たちのサポートがなければ、多分まだ生きていけない子供だと思うのです」

メッセージの内容はここまで。

いつもすごく考えて書いているつもりですが、Eさんには結構ズケズケ言っていますね。

一緒に子育てをしてきて13年。

2年前、言うことを聞かなかったり嘘をついたり、娘の反抗的な態度に疲れたEさんは、子育てを手放したい気持ちになっていました。

Yがまだ母親の愛情を欲しがっているのがわかっていたので、そのことを伝え、

まだ間に合うと思うこと、

せめて高校生の間はY中心の生活にしてほしいこと、

それをやめて手を離したらYがかわいそう、Eさんひどいよ

ぐらいまで言ったかもしれません。

仕事をがんばってシングルで子育てしているEさんに、今思うと言い過ぎたかもしれません。

我が家は夫婦で視覚障害がある目が見えなくての子育て。

Eさんは夜遅くまで仕事をしながらシングルでの子育て。

悩みどころや大変さは全然違うことが多いですが、

『一人目の子供』『女の子の子育て』の共通点で相談し合ってきました。

何より、目が見えない私たち家族と仲良くしてくれたこれまでのことを思うと、

私は、『力になりたい』という思いがあふれる時があります。

昨年夏、大学受験の大事な時期に、

Eさんから幸せな報告をたくさん聞くことができてよかったです。

進路について親子でたくさん話をして、

Yは夢だった芸術系の大学に進学しました。

シングルマザーで、私立の大学を選択させることは、おおきな決断だったと思います。

「お母さんはYが好きなこと、やりたいことをがんばっている姿を見るのが幸せだから」

とYに伝えたそうです。

言葉にして愛情を伝えたEさん、すてきだと思いました。

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