私は4年程前に味覚が変わり、
それまで苦いとしか思えなかったコーヒーをおいしく飲めるようになりました。
同時期からおからや白和えなど
好きになれなかった料理が大好きになりました。
ゴーヤも食べられます。 ←どや顔
コーヒーを飲むようになって
インスタントとドリップしたコーヒーの味が全然違うとわかるようになって
味の濃さに失敗がない個包装のドリップタイプを準備したりしていました。
カップの上に一回分の豆が入ったフィルターを組み立ててセットする物です。
ただ、視覚障害がある私が
量を調整しながらお湯を注ぐというのは結構難しいものです。
あの細い口に電気ケトルから熱湯を注ぐのがかなり難しい。
お湯を早く注ぎすぎるとコーヒー豆がカップに溢れ落ちてしまいます。
右手にケトルを持ち(ケトルも結構重いんですよね~)
左手で豆にお湯が命中するよう集中しながら
ドリップの組み立てたフィルターとカップのバランスを崩さないよう気をつけながら
お湯がどのぐらい注がれているかを確認しながら…
手も指も足りません!
は料理の際、フライパンや焼いた食材に直接触れるので熱さに強くなっています。
コーヒーを淹れる際も
左の人さし指で豆の表面を確認しながら、
その指(爪)を目がけるようにお湯を注いでいました。
淹れる練習も兼ねて
夫や母と飲む時だけでなく一人の時も飲んでいる内に、
コーヒー好きになっていました。
日常的に飲むようになると、指に熱湯がかかる時間が多くなり、
火傷して痛い指にまた熱湯…というのが辛くなってきて、
そんな頃、コーヒーメーカーという物の存在を知りました。
しかも2000円程の安価なタイプから何万円もする高価なタイプまで様々。
安くて簡単なコーヒーメーカーでは、
自分で淹れるのとの違いは『お湯を注ぐ』という手順がなくなるだけです。
それでも毎日火傷していることを思うと全盲の私には救世主のような家電。
せっかくなら豆から挽いてくれるミル付きのタイプに興味を持ちました。
叔母の家にあるので聞いてみると、あれは業務用で7万円程したとのこと。
すごい。そこまでは出せない。
ミル付の家庭用ではPanasonicと無印良品のものがいいらしいと教えてくれました。
ネットで調べると、叔母の言う通りでした。
しかし、
Panasonic(2万円弱)はすごく評価が高いものの、
低い評価のレビューが私には受け入れがたい気になるものでした。
電動ミルの音がかなり大きいというレビューが多く、
マンション暮らしで心配だったのと、
子どもたちがまだ寝ている早朝や夜にもコーヒーを飲みたい時もあるだろうと思ったこと、
明らかに初期不良と思われるものでも返品をできなかったというレビューが多かったことなどです。
興味をもった物への熱意は、我ながら半端ないものがあります。
どんなメーカーにどんな機種があり、どのような特徴があるかなど、
一時的にものすごーーーく詳しくなります。
Panasonicの物は
当時Amazonで300を超えるレビューがあり評価も高いが、不具合が起きた時のリスクも大きい。
おそらく豆はその都度入れなければならないようでした。
ミルの中が乾かないと、続けては淹れられないのかなという感じでもありました。
無印良品の物は
とても良さそうだが、アマゾンのレビューはたったの2件しかない。
豆は入れておけるようで、タイマー機能もある。
ミル付で良さそうな商品はこのような感じでした。
約2カ月、
Amazonであらゆるコーヒーメーカーの商品詳細と購入者のレビューを読みました。
真剣に調べて、
私の中にできた望むポイントに叶う満点の商品は残念ながら存在しないということがわかりました。
私が望むポイントは、
髪のフィルターを使うこと
サーバーでもカップでもどちらでも受けられること
サーバーがガラスではなく割れないステンレスであること
ミル付のタイプなら全自動であること
お手入れが簡単なこと ←これかなり重要
などでした。
別の用事で行った電気屋さんで、いろいろなコーヒーメーカーを触らせてもらいました。
視覚障害者の私にとっては、ボタンの配置や押し具合なども大きなポイントです。
機能が多く、ボタンも増えると扱うのが難しくなります。
タッチパネルの製品になると触ってもわからないため扱えません。
全自動のPanasonicの物はボタンは問題なかったのですが、
サーバーがガラスで、しかもカップには対応しておらず受けられるのはサーバーのみ。
ガラスは、落としてしまったらと思うと避けたいところ。
夫やお客様と飲むことも考えると3人分くらいは一度に作れてほしいですが、
一人で飲む時も多いことを思うとマグカップに直接でも可能という方が効率がいいと思っていました。
コーヒーメーカーを買うか買わないか…
買うなら豆を挽いてくれるミル付か挽いた豆を入れるタイプか…
長くなりましたが、
たくさん調べて辿り着いた
我が家のコーヒーメーカーを
次の記事で紹介しまーす。
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